世田谷区の認可・認可外・認証保育園の違い

 
世田谷区で保育園を探している方や保活に悩む保護者さま向けに、区内の保育施設の基準をまとめてご紹介します。
 

世田谷区の認可保育園の基準

 
認可保育園は、国で定められている設置基準をクリアし、都道府県知事により認可された施設のことです。保育室の面積や、非常口の位置など、さまざまな基準が設けられており、一定以上の環境が整えられています。
 
世田谷区では、国が定める保育所保育指針等にもとづき、区の考える「子どもを中心とした保育」を実践するための基本的な指針として「世田谷区保育の質ガイドライン」を策定しています。その中で、保育の質を確保・向上していくために、現在運営している認可保育園においては、国の基準に上乗せし、世田谷区独自の基準を設けています。
 
■1人あたりの面積

対象世田谷区基準東京都基準国基準
0歳児5㎡以上3.3㎡以上3.3㎡以上
1歳児3.3㎡以上3.3㎡以上3.3㎡以上
2歳児以上1.98㎡以上1.98㎡以上1.98㎡以上

■年齢別保育士配置基準

対象世田谷区基準東京都基準国基準
0歳児3人につき1人3人につき1人3人につき1人
1歳児5人につき1人6人につき1人6人につき1人
2歳児以上6人につき1人6人につき1人6人につき1人
3歳児20人につき1人20人につき1人20人につき1人
4~5歳児30人につき1人30人につき1人30人につき1人

保育園は認可保育園以外に、認定保育園・認可外保育園・認証保育園などがあります。認可保育園の詳細や、他保育園の概要は下記をご確認ください。
保育園の種類はなにがある?保育園選びに必要な「特徴」や「違い」を紹介
 

世田谷区の認可外保育園の基準

 
認可外保育園は、認可保育園・認定こども園・地域型保育事業(家庭的保育事業、小規模保育事業、事業所内保育事業または居宅訪問型保育事業)以外の保育施設のことです。
認可保育園とは異なり、都道府県知事から認可を受けずに運営する保育施設で、無認可保育園とも呼ばれます。
国の定める基準を満たしていないものの、自治体が指導監督(報告徴収、立入調査など)を行っており、「認可外保育施設に対する指導監督要領」に定める基準を満たしています。
 
世田谷区においても同様で、世田谷区内にあるすべての施設が対象となっています。
そのうえで世田谷区では、認可外保育施設をベビーホテル、事業所内保育施設、その他の認可外保育施設に分類しています。
分類のひとつであるベビーホテルでは、①午後8時以降の保育を行っているもの、②児童の宿泊を伴う保育を行っているもの、③一時預かり(利用児童のうち一時預かりの児童が半数以上を占めているもの)を行っているもののいずれか一つ以上に該当していることを条件としているため、夜遅くまでの預かりや宿泊が保育園選びにおける重要項目となっている場合はこの分類から園探しをすることができます。
また、これら認可外保育施設の立入調査結果も公表されているため、施設を選択する際の参考にするとよいでしょう。
 
参考:認可外保育施設とは(認可外保育施設に関するQ&Aを含む)/世田谷区
   認可外保育施設(ベビーホテル等)立入調査結果一覧/世田谷区
 

世田谷区の認証保育園の基準

 
認証保育園は「東京都認証保育所事業実施要網」に定める基準を満たし、東京都知事の認証を受けた保育施設です。認可外保育園と同様に、保護者が直接施設と契約しますが、施設の情報は世田谷区で案内してくれます。
 
認証保育園を利用している世帯を対象とした保育料補助の制度もあります。制度は「保育料負担軽減補助」と「幼児教育・保育無償化」の2種類があり、どちらに該当するかは「子どものクラス年齢」「世帯の課税状況」「保育の必要性の認定」の有無により異なります。

詳しくは世田谷区のホームページをご確認ください。
令和4年度認証保育所の保育料の補助について/世田谷区
 
参考:認証保育所のご案内/世田谷区
 

まとめ

 
世田谷区の認可・認可外・認証保育園をご紹介しました。令和元年度までは待機児童数が多かった世田谷区ですが、令和4年度の現在は待機児童数は0人となっています。平成27年度からは「世田谷区子ども計画」を策定し、子育て家庭を支える取り組みを行っています。
世田谷区の保育園を探す際に、世田谷区の取り組みについても合わせて知っておくとよいかもしれませんね。
 
世田谷区の全地域の空き枠情報、施設マップ、より詳細な保育情報は下記ページをご覧ください。
世田谷区のお役立ち保育園情報まとめ
 

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その他、世田谷区の保育園情報は下記をご覧ください。
世田谷区の保育園の申込方法・スケジュール
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