【エピソードからわかる】保育士がやりがいを感じる瞬間はいつ?

【エピソードからわかる】保育士がやりがいを感じる瞬間はいつ?目指そう保育士

保育士は子どもと関わるのがお仕事というイメージはありませんか?
もちろんそれも大事な仕事の一つですが、実は他にも保護者対応や事務仕事と保育士が担当する業務はたくさんあります。そんなさまざまな業務を通して、たくさんのやりがいや魅力を感じることができます。
日々の仕事のなかでも、子どもとのささいなやりとりで元気が出たり、また明日も頑張ろうと勇気づけられたりすることも。
今回は保育士の仕事の魅力とやりがいについて、エピソードを交えながらご紹介したいと思います。

子どもの保育を通して感じるやりがい

日常の保育のなかでも、やりがいは多く感じられます。朝起きて仕事に行くのが嫌だなと思っても、保育室に入って子どもを見た瞬間「今日もかわいい!がんばろう!」と思えるので、子どもの力は不思議です。
実際にどんな場面でやりがいを感じられるかエピソードをご紹介します。

子どもの成長を感じられたとき

子どもの成長を感じられたときは保育士のやりがいを感じる瞬間の一つです。
特に0歳児は1年間を通しての成長が目まぐるしく、例えばハイハイしていた子どもが立ち上がり、歩けるようになった。お名前を呼んだらお返事ができるようになった、と毎日のように新しいことができるようになります。
日々の成長を近くで見守ることができるのは、保育士の特権ともいえます。
実際に経験したエピソードを紹介します。

【エピソード1】
にんじんが嫌いで、見るだけでその料理すべてを口につけなかったAちゃん。「ひとくちだけがんばろう」「減らしておくね」「にんじんのところだけよけておこうか」と声をかけ続けて、なんとか毎日の給食を終えていました。
そんなAちゃんがある日、「せんせい、Aちゃんにんじんたべてみる」といきなりスプーンでにんじんを口に!最初は何とも言えない表情をしていたものの、ピカピカになったお皿に大喜び。Aちゃんを抱きしめて、「すごーい!」と私も感動した瞬間でした。

【エピソード2】
3歳になり自分の意見を言え、お友だちの話も聞けるようになったころ、「今日はおひさまがぴかぴかで気持ちがいいね、みんなは何がしたい?」と問いかけました。子どもから「おさんぽ!」「こうえん」「えんてい」と意見がちらほら。すると「みんなでお散歩に行こうよ」とCちゃんが立ち上がって言いました。ちょうど『せんせいごっこ』がブームだったCちゃん。そのままどこに行きたいかをCちゃんが主導で話し合いをし始めました。クラスが一つになった瞬間でもあり、子どもの成長に感動しました。

【エピソード3】
早産で出生体重が少なく、成長がゆっくりだったRちゃん。まわりの子が歩いていてもRちゃんはまだずりばい。そんな姿を見て、近くにいたNちゃんが「どうぞ」と遠くにあるおもちゃを持ってきてくれました。1歳児の優しい心遣いにほっこりした瞬間です。

【エピソード4】
おうちやママの前ではよくしゃべるのに、保育園では緊張してなかなか自分の意見を話せなかったKくん。先生の名前を呼ぶこともなく、いつもエプロンを引っ張られていました。そんなある日、朝「せんせい おはよ」と声が。普段聞きなれない声だったので驚いてみると、ママと手をつないだKくんが!ママも私もびっくりして、思わず「おはよう!先生もうれしい!ありがとう!」と3人で抱き合ってしまいました。

一生懸命準備した行事が終えたとき

保育士_行事_運動会

保育園では季節ごとにさまざまな行事が行われます。
運動会や発表会をイメージしやすいかと思いますが、それ以外にも毎月の誕生日会、七夕やひなまつり、子どもの日の集まり、ハロウィンやお正月……と毎月何かしら行事があるといっても過言ではありません。
行事をするにあたっては、

●日案を書いて行事を計画する
●必要であれば作りもの、子どもと製作を行う
●子どもたちや担当の保育士で練習
●全体のリハーサル

など、さまざまな準備をして、当日を迎えます。

行事準備中は忙しくて余裕がないときもありますが、本番当日に子どもたちが笑顔をみせてくれたときには、大変だったことも忘れてしまうくらいです。
運動会や発表会といった大きな行事は、子どもの成長をより感じることができて特にやりがいを感じます。

【エピソード】
5歳児クラスを担任した時に、パラバルーンをやりました。最後の運動会だったので張り切って少し難しい技をやろうとクラスの子どもと話し合って練習することにしました。やはり難しい技だったので練習ではほとんど成功できないまま本番を迎えてしましました。どうにか成功してほしいとパラバルーンをやっている姿を見ながら祈っていると上手に成功させていました。私は演技の途中なのに感動してボロボロ号泣してしまいました。

子どもに感謝されたとき

大好きな子どもから「先生ありがとう!」と言ってもらえたり、クラスが違うにもかかわらず「先生!」と駆け寄ってきてくれたり。子どもたちの感謝の言葉や笑顔を見る度に「保育士をしていてよかった」と感じます。
子どもが幼児クラスになると、思わぬプレゼントをもらうこともよくありました。

【エピソード】
幼児クラスの子どもと遊んでいる時に「先生明日誕生日なんだ~」とお話すると、Aちゃんが翌日「先生これあげる!」と『せんせいだいすき!』という言葉と似顔絵が描かれたお手紙をもらい、最高の誕生日プレゼントになりました。今でもお手紙は大切にとってあります。
ただ、このお話には続きがあって、帰りがけAちゃんのお母さんに感謝の言葉を伝えたら「照れ隠しなのか、家で『せんせい、たんじょうびなのになんにももらえなかったらかわいそうだから!』っていって書いてましたよ」とのこと。
保護者と一緒に大笑いしたのも良い思い出です。

子どもに気付かされることも

子どもの視点や感情は大人とは少し異なるため、大人では気づかないような発見があることも多いです。
「これって、○○みたいだね」「あの雲、うさぎのかたちしてる!」「この葉っぱハートの形だよ」と保育士にたくさんのことを教えてくれる子どもたち。
時には大人でも驚くような大発見をすることがあるので、侮れません。
また、子ども同士の会話のなかで言い間違いや大人のやり取りをまねる姿に思わずクスっと笑顔になることも。
特におままごとになると家庭での大人の会話がリアルに繰り広げられるので、なかなか面白いですよ。そういった小さな発見に、やりがいを感じるときがあります。

保護者とのやりとりを通して感じるやりがい

保育士_保護者との関わり

保育士のやりがいは子どもとのかかわりだけではなく、保護者とのやり取りのなかでも感じることができます。

保護者の対応はどうすればいいのか最初は悩むかもしれません。先輩のやり取りを見ながら、少しずつコミュニケーションをとっていけるといいですね。

感謝の言葉をもらったとき

保護者から「先生が担任でよかったです」と感謝の気持ちを言ってもらえたときは、「今まで頑張っていてよかった!」と心から思う瞬間です。
関係をうまく築くことができずにいた保護者の場合はなおさら、報われた気持ちになります。

【エピソード】
以前、私が担任をしていた時です。あまり笑顔を見ることができずそっけない態度をとられていた保護者の方がいたので、「もしかして嫌わているのかな?」と不安になっていました。しかし、ある日何気ない会話の中で「実は私、人見知りなんです。なかなか先生と上手く喋れなくてすみません。いつも先生がたくさん子どもの様子を話してくれるから、嬉しいです……。いつもありがとうございます」と言われたときは、涙が出るかと思いました。

家庭で保育園についての会話をしていることを教えてもらったとき

「子どもが保育園で○○して楽しかったって言っていました」「○○先生かわいくて好き!って言ってましたよ」と家庭で保育園の話をしていることを教えてもらったときも、うれしい気持ちになります。

また、子どもの関わり方や育児の悩みを保護者の方から相談されるようになると、信頼されているという気持ちから、保護者のためにもがんばろう!とやりがいにつながるときも。

保護者に適切なアドバイスができるように、子育てについても学ぼうというきっかけにもなります。

保育士の仕事を通して感じるやりがい

保育士の仕事にやりがいを感じる瞬間は、子どもや保護者とコミュニケーションをとるときだけではありません。

保育士の仕事を通して、職員の一体感を感じられたときも「保育士をしていてよかった!」「保育士の仕事って楽しい!」と実感することができます。

先輩保育士に認められたとき

【エピソード】
新卒で保育士として働き、最初は子どもの関わりも保護者との会話もどうすればいいのかわかりませんでした。
子どもの連絡帳も一人ひとり下書きをして、先輩保育士にチェックしてもらってから記入したり、保育の活動を決めるときにも先輩に相談したり。
なかには少し関わりにくい先輩もいて、ビクビクしていたこともありました。
ですが、毎日の積み重ねで少しずつできることが増え、「明日から○○先生が1人でがんばってみよう!サポートはするから!」と先輩から保育を任されたときは、自分を認めてもらいとてもうれしい気持ちになりました。

みんなで一つのことを達成できたとき

運動会や発表会といった大きな行事は、職員全員で協力し合って行うものです。ときには残業をして作業をすることもあります。
普段はあまりかかわることのない、違うクラスの先生と作業をしたり、パートさんと一緒に飾りを作ったりするなかで、その先生の新しい一面や良さを知ることもできます。

【エピソード】
生活発表会の準備をしていると、いつもちょっと怖いなと思っていた先生から「これ手伝ってあげる」と声をかけてもらいました、いつも近寄り難い存在だったので話す機会がなかったのですが、思っていたよりも気さくに話をしてくれて、印象が変わりました。
その先生の手伝いもあり、発表会の準備を終えることができました。みんなで一つの目標にむかって作業をしたことで「一体感」を感じることができ、行事当日が成功したときにはなんともいえない高揚感を味わうことができました。

あらたな知識を得られたとき

自分の保育や子どもとの関わりで「本当にこれでよかったのかな?」「こうしたらよかったかもしれない」と多くの保育士が常に考えています。
ふとした疑問やきっかけで保育の幅や知識が広がり、子どもが楽しめる遊びを考え付いたり、より適切な声掛けができるようになったりします。
自分が突き詰めたい分野があれば、資格を取得する勉強をしたり研修に行ったりすることもできます。

保育士はやりがいとたくさんの魅力が詰まった仕事

保育士は大変というイメージばかりが先行してしまいがちですが、それ以上にやりがいを感じられる瞬間がたくさんあり、他の仕事では経験することができない体験ができます。
保育実習をするなかで保育の仕事の辛さや厳しさを目の当たりにするかもしれませんが、それと同時に「子どもってすごい!」と、言葉にできないような高揚感も感じる人も少なくないでしょう。

子どもの笑顔に囲まれ、ときに一緒に笑い、一緒に泣いて、一緒に成長する。それは保育士ならではの楽しさかもしれません。
これから保育士を目指す方が、保育の仕事を好きになるきっかけになればいいなと思います。

投稿者プロフィール

ホイシル編集部
ホイシル編集部
保活者や保育者の園探しを支援する情報サイト「HoiciL(ホイシル)」です。
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