高校生でも保育園でインターンシップできる? 目指そう保育士

高校生でも保育園でインターンシップできる?

高校生のみなさんは「インターンシップ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。インターンシップとは職場体験のことを指し、その仕事を実際に自分の目で見て体験をし、仕事に対する知識を深めることを目的としています。

今回は、様々な仕事の中から高校生のなりたい職業の上位にランクインし、社会的役割の大きい保育の仕事と「保育園」でのインターンシップについて詳しくご紹介します。

インターンシップとは?

インターンシップとひとことで言っても、半日のものから数ヵ月の長い期間に渡るものまでさまざまです。高校生のインターンは、農業系、工業系、職業校などで、積極的に行われているケースが多いようです。

大学や短大、専門学校であれば実習などのカリキュラムとしてインターンシップをすることが多くあります。保育園でのインターンシップや実習については、保育士を養成する大学や短大・専門学校へ通う学生が一定期間学校を通して行われています。

なぜインターンシップをするのか

インターンシップをする目的は大きく分けて3つあります。

・職業について知見を深める
・社会のルールや一般常識を知る
・将来の進路選択の幅を広げる

では、それぞれ具体的にどのようなことが得られるか詳しく考えてみましょう。

職業について知見を深める

学校で学習しているだけでは得られない実際の仕事について、現場でしか得られない体験や経験を通して、自分の目指している職業についての知見を深めることが主な目的です。
実際に現場ではどのような仕事をしているのか、仕事内容はもちろん職員同士の関わりやコミュニケーションの取り方、求められる姿勢などに着目するとより具体的に職業への理解が進むでしょう。

インターンシップから社会のルールや一般常識を知る

社会人として仕事をする際に求められるルールや一般常識を体験できる場でもあります。
学生同士の学校社会とは異なる言葉遣い、勤務姿勢、社会人のルールなど、様々な点で厳しさや目新しさを感じることでしょう。
インターンシップをしておくことで、実際に就職したときの驚きや戸惑いが軽減されるはずです。

インターンシップを通して将来の進路選択の幅を広げる

インターンシップを通して得た知識や経験をもとに、さらなる進路の選択の幅を広げることも目的のひとつです。実際の仕事を体験してその仕事により魅力を感じ、将来の姿として目指す大きなきっかけになるかもしれません。
または、もっと違う世界を知りたくなったり、挑戦したくなったりするかもしれません。

高校生が保育園のインターンシップを申し込む方法

保育園のインターンシップを希望する場合、どこへどのように申し込みをすればよいのでしょうか。
ここでは3つの方法をご紹介します。

学校を経由してインターンシップ先を探す

もしも保育士として働いてみたい場合は、保育園やこども園などへインターンシップを申し込むことが必要になります。その際は、学校の先生を通してインターンシップをさせてもらえる保育園などを探すのが一般的です。ぜひ担任の先生や進路指導の先生に相談してみるとよいでしょう。

インターネットからインターンシップ先を探す

どのような保育園があるのか、自分が住む地域に何か所あるのかなど、インターネットの検索で情報を得ることができます。
園によってはインターンシップの受け入れについてホームページに掲載しているところもありますので調べてみましょう。その際、高校生も受け入れが可能か、電話等で確認してみるとよいでしょう。また、園のホームページには、その保育園の情報がたくさん掲載されています。保育士の人数や子どもの人数、保育目標など、職場を知るための情報収集もできますので、ぜひチェックしてみてください。

知人からインターンシップ先を紹介してもらう

実際に保育園で働いている知人がいれば、紹介でインターンシップを申し込むことができるかもしれません。また、子どものときに通っていた出身保育園が近ければ、連絡をしてみるのもひとつの方法です。

インターンシップで気を付けるポイント

実際に保育園でのインターンシップをできることになった際には、通常の保育業務をしている忙しい時間にお邪魔をするということを忘れずに心得ておきましょう。様々な病気や感染症などをもちこまないよう、自分の健康管理についても注意をはらうことも大切です。
その他に、保育園でのインターンシップをするにあたって注意しておきたいことをご紹介します。

社会人としてのマナー

インターンシップ_電話のかけ方

基本的に病気や怪我、事故など特別な理由がない限り、遅刻や早退、欠席することは非常識と捉えられます。やむを得ない事情で園への到着が遅れたり、欠席したりする場合は、必ず事前に電話で連絡しましょう。

また、明るく元気に挨拶や返事をすること、指示を受けたことをメモをとるなどして忘れないようにすること、できなかった場合は報告をすること、わからないまま対応をせず相談をすることなどが社会人として最低限のマナーです。
報告・相談・連絡(ほう・れん・そう)をしっかり頭に入れて、慌てずに過ごしましょう。

動きやすい服装と身だしなみで臨もう

保育の仕事の場合は、勤務中によく動くこと、思わぬ汚れがつくこと、などが考えられます。ジャージやスエットなど動きやすい素材のもので、汚れても構わない服装にしましょう。

・長い髪は子どもの顔にかかる危険があるので結ぶ
・爪は短く整えておく
・ピアスや指輪・ネックレスなどのアクセサリー類は装着しない
・メイクをする場合は派手にならないように控える

など、服装だけではなく身だしなみにも注意が必要です。

インターンシップ終了後はお礼状をお送りしよう

インターンシップは、自分の勉強や知見を広げるため、保育園の忙しい時間に訪問し指導や指示を受けたり子どもと関わらせてもらえる貴重な時間です。保育士や職員は日常業務の合間を縫って、学生に対する時間を設けています。
そのことへの感謝の気持ちをぜひお礼状で伝えることをおすすめします。

お礼状を書くことは、社会人としての手紙のマナーを学ぶ機会にもなります。また、手紙にすることで、多くの職員や子どもたちへ感謝の気持ちを伝えることができますね。
手紙にもマナーがあり難しいですが、これも社会勉強と思ってぜひお礼状を書きましょう。

保育園のインターンシップを有意義なものに

インターンシップは、自分の目で仕事の現場を見て、体感できる貴重な時間です。インターンシップの機会があるならぜひとも積極的に参加し、知見を広げましょう。
また、せっかくインターンシップができる機会があるのなら、どのようなことを見ておきたいか、どんな経験をしたいか、事前に整理しておくことも大切です。
事前準備をすることで、より具体的な学びや気付きができ有意義な時間になることは間違いありません。インターンシップに行く保育園の基本情報はもちろん、子どもと関わるときの注意点など調べ、心構えをしっかりして臨みましょう。

インターンシップに行く前に保育園の1日についても少し知っておくと良いと思います。
【目指そう保育士】保育園での1日の流れ』でご紹介してますので是非参考にしてみてくださいね。

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