宇奈根なごやか園

　子ども達の主体性や豊かな心を育むために、子どもの興味関心を高めたり、好きなことが増えていくような保育を考えてほしいと思います。そのためには、子どもの目が今何を見ているか、どのような表情をしているか、何を思っているかを注意深く見ていく必要があります。「子どもを待つ」「見守る」辛抱強さが身についた職員は、とても頼りになります。

　子ども達が心身共に健やかに育っていくために、子どもを取り巻く環境（人・物）に気を配ってほしいと思います。何があったら穏やかで落ち着いた気持ちになれるのか、夢中になって遊べるのか、大きな怪我をしないですむのか、美味しくごはんを食べるには・清潔を維持するにはどうしたらよいのかを考える必要があります。「こうしよう」「ああしよう」と職員同士が話し合いながら環境づくりを進めていく工程は、楽しいものです。

　子ども達の育ちを応援していく仕事は楽しいものですが、いつも上手くいくとは限りません。良かれと思ってやったことが、プラスにならない場合があるのです。仕事をしていて困った時には、育成担当者等との面談を通じて自分の仕事を振り返り、新たな気持ちで子ども達に向き合えるとよいと考えています。