青葉はるまち保育園

環境からの応答性を重視する保育として生まれた「応答保育」。子どもの行動に対する環境からの「応答的な反応」。それにまた子どもが反応して働きかける。そうして子どもの行動は活発になっていきます。応答的保育の実践により、子どもは言葉をはじめとする知的能力、物事に対する興味、自発性、意欲、他者への信頼感が培われていきます。

集団の中で、一人一人の育ちを保障していくという事は、親の手から離れた子どもと保育士が どのようにして親と同じような信頼関係を結び合っていけるかという課題になってきます。年齢が小さい子どもほど、その生活が大人にゆだねられています。0・1・2歳児には担当の保育士がその子どもの育児（食べること、眠ること、排泄、洋服の着脱など）を通して親密な人間関係をつくっていきます。

0歳、1歳、2歳で大人との信頼関係を築き、自己信頼を育てた子どもは、外界へと目を向けていきます。子どもは成長するに従い、興味や関心が子ども同士の関係へと向かいます。子ども同士の関わりや育ちあいを大切にし、活動の多様性を深めるために異年齢混合のクラス編成を行っています。

子どもたちは種まき・苗植え・収穫までを実際に体験することで、食べものがどのように育っていくのかを知ります。また、採れたての野菜の美味しさを知り、自分が育てた野菜なら食べられるようになる子どももいます。子どもたちは、畑づくりを通し、生命の大切さを感じ、感謝の心を育み、食への関心が深まります