【図でわかる!!】保育実習後のお礼状の送り方 書き方

【封筒の書き方を図解】保育実習後のお礼状の送り方とは?

保育実習を乗り越えた後は、お世話になった実習先の先生に感謝の気持ちを込めて「お礼状」を書くのがマナーです。しかし、いざ書き始めようと思っても、『便箋は何を使えばいいの?』『封筒の宛名の書き方は?』と疑問が出てきます。

きびしくも楽しい保育実習を乗り越えたあとは、お世話になった実習先の先生に感謝の気持ちを込めて「お礼状」を送るのがマナーとされています。しかし実際にお礼状を書こうとしたとき、『封筒の宛名の書き方は?』『お礼状の送り方のマナーは?』とさまざまな疑問が出てくることでしょう。

そこで今回はお礼状に使う「便箋と封筒」、そして「宛名書き」「送り方」についてご紹介します。

お礼状の中身の書き方についてはこちらでご紹介していますので、合わせて参考にしてください。

お礼状の封筒・便箋の選び方

お礼状に使う便箋や封筒とは?

お礼状を送る際の封筒、便箋の選び方について紹介します。お世話になった実習先の先生方に見ていただく手紙ですので、マナーを学び失礼のないものを選びましょう。

封筒は「白無地の長形4号」

お礼状などの改まった手紙の場合は、白無地で縦型の物を使うのがいいとされています。封筒といえば茶封筒が一般的ですが、お礼状の場合は失礼にあたりますので、覚えておくといいでしょう。封筒のサイズはB5サイズを三つ折りにして入れる事ができる、「長形4号」と呼ばれるものを選んでくださいね。

中身が透けないよう、二重になっている封筒を選ぶと安心です。

便箋​は「白無地、無罫線のB5サイズ」

こちらも白無地で、無罫線の物を使用します。”白”とひと口に言っても様々な種類がありますので、封筒と色味が同じものを選ぶと良いでしょう。サイズはB5の縦書き用が一般的です。売り場へ行くとイラストや上品な柄が入った便箋が目を引くと思いますが、目上の方へ送るお礼状の場合は無地の物を選ぶようにしましょう。

横書きで書いてもいいの?

普段の生活では横書きで文字を書くことが多いので、お礼状も横書きで書きたいと思う方もいるでしょう。しかし横書きは親しい間柄などの場合に使われるものなので、お礼状などの改まった手紙の場合は縦書きのほうが正しいです。保育実習でのお礼状の場合は縦書きがいいでしょう。

封筒の宛名、差出人の書き方​

次に、封筒に宛名や差出人を書くときのマナーを紹介します。封筒の宛名は、相手が最初に見る部分、いわば手紙の第一印象が決まる部分です。気をつけるべきことが多いので、同じサイズの紙を用意し何度か下書きをすると失敗を減らせますよ。

保育実習が終わってからあわてて書きはじめるのではなく、あらかじめ封筒や便箋を用意しておけるといいですね。

封筒を書く際に気をつけるべき事とは?

封筒の宛名を書くときに気をつけるべきポイントがいくつかあります。このポイントを守ったうえで書き方のマナーにしたがえば、保育実習先の先生方にも丁寧な印象をもってもらえることでしょう。

  • ペンは雨でにじまないものを選びます。特に消えるボールペンは避けましょう。
  • 修正ペン、修正テープは使用しません。間違えたら新しい封筒に一から書き直します。
  • 上下左右に適度な余白を作り、文字のバランスに気をつけて書きましょう。
お礼状の封筒表の書き方

 宛名の書き方•注意点とは?

まずは封筒の表側に、保育実習先の園の住所、園長先生の名前を記入します。

上に表示されている画像の数字に応じて解説していきますので順に確認しながら書いていきましょう。お礼状本文が縦書きである場合、封筒も縦型を選んでいるはずです。住所や名前も合わせて縦書きで書きましょう。

①「住所」

郵便番号の右端にそろえるようにして、少し余白をつくって書き出します。長くても2列で終えるようにしたいので、住所の文字数を確認し、うまく収まるように文字の大きさを調節してください。また、都道府県や番地、建物名などは省略せず書きます。数字も漢数字を使って丁寧に書くようにしましょう。

②「園名」

住所よりもさらに1文字下げて書き出します。法人名などが長く、1行に収まらない場合は2列にしても構いません。そのあとに名前を大きく書きますので、中央を超えてしまわないよう気をつけましょう。

③「肩書きと名前」

今回のお礼状のように「園長」などの肩書きがある場合は、法人名と高さを合わせて書き出すと整った印象になります。住所や法人名よりも大きな文字でフルネームを記入し、最後に「様」をつけます。このとき、「園長」「様」はどちらも尊敬語にあたりますので、「⚪︎⚪︎ ⚪︎⚪︎園長様」と書くのは誤りです。「園長」を入れる場合は「園長⚪︎⚪︎ ⚪︎⚪︎様」と最初に書くようにしましょう。担当の先生に別途お礼状を出す場合も同様に、「⚪︎⚪︎ ⚪︎︎⚪︎先生様」は誤りとなります。この場合は「先生」を書かずに「⚪︎⚪︎ ⚪︎⚪︎様」とするといいでしょう。

裏側の書き方

次に封筒裏側の書き方です。保育実習のお礼状の場合、裏側に差出人の「住所」「名前」「在籍する学校、学部」「投函日」を記入します。こちらも画像の数字に応じて解説していきますので、ひとつずつ見ていきましょう。

お礼状の封筒裏の書き方

①「郵便番号」

郵便番号用の枠がある場合は、枠内に書き入れます。 枠がない場合は、封筒の貼り合わせ部分をまたぐように中央に書き入れます。このとき、下部に住所を書けるスペースを確保してください。

②「住所」

 表と同様に、郵便番号の右端に合わせて少し間を空けて書き出します。番地などは略さずに書いてくださいね。小さな文字になりますので、字がつぶれないよう丁寧に書きましょう。

郵便番号の枠がない場合は、貼り合わせの線より右側に住所が収まるようにします。

③「在籍する学校、学部」

学校名や学部は略さずに書き入れます。住所との区別が付くよう、少し下げて書き出すと良いでしょう。

 ④「名前」

中央に書く場合は線の左側に書きます。宛名より小さく、差出人住所よりは大きめに書きましょう。「住所」から「名前」までの下のラインがそろっていると、とても美しく見えますよ。

⑤「投函日」

左上にはポストに投函する日付を縦書きで記入します。便箋に記入した日付と同じ日になるようにしましょう。

便箋の折り方や入れ方

便箋、封筒のどちらも書き終えたら、あとは封筒に入れて封をするだけです。しかしここで油断してはなりません。便箋の折り方や封筒に入れる向きなど、送り方について気をつけるべきことがまだあります。まずは封筒に入れる前に何度か読み直し、誤字脱字がないかしっかり確認しましょう。

 折り方

お礼状の折り方

お礼状のような改まった手紙では、便箋を三つ折りにするのが一般的です。先述したB5サイズの便箋と長形4号の封筒を用意している場合は、三つ折りでちょうど封筒におさまるようになっていますよ。

図のように、まず手紙の書き出しを右上にし、下3分の1を折り上げます。そして上の残り3分の1をかぶせるように折り下げます。

入れ方

お礼状の封筒の入れ方

封筒の裏から見た際に、手紙の書き出しが右上になるようにして入れましょう。封をする前に再度確認し、封筒にテープがついている場合はそれを利用し、ない場合はのりを使います。のりをつけすぎてベタベタにならないよう注意しましょう。また、セロテープで上から貼るのは見た目がよくありませんので、避けた方が無難です。

封字の書き方

最後に、封をした部分に「確実に封がされています」という事を示す「〆」を書き入れます。封字には他にも種類がありますが、一般的に使われるのは「〆」もしくは「締」です。

切手の貼り方

切手は封筒の表側、左上に貼ります。あまり端になりすぎないよう、全体のバランスを見て貼るようにしましょう。切手はコンビニでも購入できますが、郵便局で落ち着いた風景などの記念切手を選ぶのもいいでしょう。キャラクターものや派手な柄も目を引きますが、保育実習のお礼状では避けてくださいね。

お礼状の送り方の注意点

送料

一般的に便箋2〜3枚程度のお礼状は普通郵便として「84円」で送ることができます。近年送料の値上げが続いているので、手元に改定前の金額の切手があるのだけど……という方もいらっしゃるでしょう。しかし目上の方への手紙の場合、切手を何枚も貼るのは失礼にあたるとされています。面倒でも改めて切手を購入し、1枚だけ貼るようにしてくださいね。

また、封をした状態で25g以上になると94円になりますので、心配な場合は郵便局で測ってもらうと良いでしょう。ただし局員の方にそのままお願いすると切手でなく証紙という紙を貼って出されてしまいますので「切手を貼って出したい」ということを忘れずに伝えてください。

投函はできるだけ早く!

送り方についてのポイントやマナーをクリアしたら、あとはポストに投函するだけです。できれば保育実習終了後3日以内に出したいところですので、書いたらすぐにかばんに入れて、くれぐれも出し忘れのないようにしましょう。また、かばんの中で擦れたり折れたりするのを防ぐためにも、ファイルなどに挟むことをおすすめします。

お礼状の送り方のマナーを理解しよう!

お礼状を書いて出すという、たったそれだけのことにもさまざまなマナーがあります。一つひとつ確認しながら進めるのは大変な労力が必要ですが、書き方や送り方の細部までしっかりとマナーが守られたお礼状は、それだけ相手に感謝の気持ちが伝わるはずです。保育実習が終わってから慌てて便箋を買って書いて……と後悔の残るお礼状にならないよう、余裕をもって準備できるといいですね。

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