五感で楽しむ!木とふれあう遊び体験
駿河台大学副学長 城井先生をお招きして
11月21日(金)、駿河台大学副学長でメディア情報学部教授の城井先生をお招きし、子どもたちが様々な方法で「木」と関わり、全身を使って遊ぶ貴重な体験を行いました。普段触れることのない多種多様な木の感触や匂い、音に、子どもたちは目を輝かせ夢中になっていました。
保育室での創作活動:世界に一つだけの木のアート
保育室では、まず子どもたち一人ひとりに卵型の木が配られ、触り心地や匂い、重さなどを確かめることから始まりました。子どもたちは「つるつるしてる!」「いい匂いがする」「小さいのに重いね」と、五感をフル活用。その後、アクリルペンで思い思いの模様や絵を描いていきました。虹を描く子や、卵の形に合わせて「たまごっち」を描く子もおり、「もっと描く!」と創作意欲に溢れていました。
また、この木は片面が卵型に描かれており、半分になみなみに切れていたため、みんなが描き終わると、繋げて遊ぶのが大ブームになりました。友達同士の作品をくっつけてみたり、上に乗せてみたりする中で、「こんこんぱかっ」と卵を割る真似をする遊びも生まれ、楽しんでいました。
遊戯室でのダイナミックな木遊び
遊戯室は、木の魅力が詰まったダイナミックな遊び場に変身しました。
まず、様々な重さの木を持ち比べる重さ比べでは、「こっちの方が重い!」「なんで小さい方が重いんだろう?」と、見た目と重さの違いにびっくり。木の種類や色によって重さが違うという科学的な発見に繋がりました。
また、一本橋渡りとして、年輪のある丸い木の上を慎重に歩いたり、木のチップの上を歩いて音を感じるコーナーも人気でした。チップを踏んだ時の「パリッ、パキ」という音に、子どもたちは「良い音がする!」「踏むの楽しい!」と大喜びし、音と感触を楽しみました。
そのほかにも、いろいろな木の匂いを嗅ぎ比べをしたり、木の楽器を鳴らして音色を楽しんだり、木球転がしで遊んだりと、短い時間ながらも全身を使ってたくさんの体験をすることができました。
参加した子どもたちの声
普段の遊びとは一味違う、五感を刺激する体験の連続に、子どもたちは「木ってたくさんあるんだね!」「もっと遊びたかったね!」と、木の多様性や自然素材の面白さに気づき、別れを惜しんでいました。
今回は、『親子で楽しむ自然体験イベント「木のいろいろ」』として、地域の未就園児の親子もご参加くださり、地域の交流の場ともなりました。
この経験を通して、自然に対する興味や探求心がさらに深まることを願っています。
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