【保育実習】おすすめプレゼント3~5歳編 プレゼント

3~5歳児に渡す手作りプレゼント

保育実習の間、毎日一緒に過ごした子どもたちにプレゼントを渡そうと考えている実習生は多いと思います。実習生が子どもにプレゼントを渡す場合、どんなものがいいのでしょうか。今回は保育実習で子どもたちにプレゼントを渡すときの注意点や、子どもの年齢に合ったプレゼントを紹介していきます。

0〜2歳児に向けたプレゼントについての記事もありますので、『【保育実習】おすすめプレゼント0~2歳児編』もぜひ参考にしてくださいね。

子どもにプレゼントを渡す時の注意点

プレゼントを渡すにあたり、気をつけるべきポイントをいくつか紹介します。

そもそもプレゼントを渡していいの?

保育実習最終日の子どもへのプレゼントは、保育実習において恒例ともいえますが、園によっては実習生からのプレゼントを受け付けていない場合もあります。まずは、実習担当の先生に確認してみるといいでしょう。
子ども一人ひとりへのプレゼントは受け付けていなくても、クラス単位であれば受け取ってもらえるという場合もあります。

クラスに向けたプレゼントについて詳しく知りたい方は『保育実習でクラスに渡すプレゼントのおすすめ3選』を参考にしてみてください。

既製品や食品は避ける

実習生からのプレゼントには、NGとされているものがあります。それは、お金をかけて購入する既製品と、お菓子や飲み物などの食品です。特に食品は、アレルギーや食中毒の危険があるので避けてください。

保育実習におけるプレゼントは、折り紙や画用紙などの身近な素材で手作りするのが安心といえるでしょう。

キャラクターの使用については確認が必要

子どもに人気のキャラクターは、プレゼントにすると喜ばれそうですが、園によってはキャラクターの使用をNGとしている場合があります。キャラクターを使ったプレゼントにしたい場合は、一度園に確認するようにしましょう。

年齢にあったプレゼントを渡そう

子ども一人ひとりに個別のプレゼントを渡す場合は、年齢に合ったプレゼントを考えましょう。たとえば0〜2歳児クラスには誤飲防止の配慮をしたプレゼント、5歳児には「ありがとう」とひらがなで書き入れたプレゼントなどがあります。

年齢に合ったプレゼントとは

ここからは、3〜5歳の子どもの発達段階に合った各年齢におすすめのプレゼントを紹介していきます。3歳児はどれくらいの遊びを楽しめるのか、どれくらいの年齢で文字に興味を持つのかなど、発達段階に注目することでプレゼントを決めやすくなるのではないでしょうか。

おすすめのプレゼントとしていますが、その年齢の子どもだけにあげるべきということではありませんので、あくまでプレゼントを決めるときの参考として読んでくださいね。

0〜2歳児へのプレゼントについては『【保育実習】おすすめプレゼント0~2歳児編』をご覧ください。

3歳児クラスの発達に応じたプレゼント

3歳頃には指先の発達が進み、ハサミで連続切りをしたり、クレヨンで◯(丸)を書いたときに始まりと終わりを合わせたりできるようになります。

知的興味の高まりから「なんで?」のような質問が増えたり、なんでも友達と一緒にするのが嬉しかったりする時期です。

この時期の子どもには、どんなプレゼントが合っているのでしょうか?

おすすめのプレゼントは?

3歳児におすすめのプレゼントは、操作性のある手作りおもちゃや、身につけられる装飾品などです。自分で動かして楽しめるおもちゃはもちろん、友達と一緒に身につけられるメダルのような装飾品も、子どもにとっては特別に感じられるプレゼントです。

この記事で紹介しているものと別のメダルの作り方は『保育実習で子どもに渡す手作りプレゼントのおすすめ3選』でもご紹介していますので、是非ご覧ください。

気をつけるポイントは?

おもちゃの取り合いからケンカになることもあるので、可能であればプレゼントはすべて同じ見た目にしたほうがいいでしょう。友達と一緒というだけで嬉しい時期でもあるので、同じほうが喜ばれるかもしれません。

また、遊びに夢中になり、周囲の人に気が向かないことも多いため、折り紙の手裏剣のような角があるプレゼントは避けたほうが安全と言えます。

4歳児クラスの発達に応じたプレゼント

4歳になると、生活習慣も自立していき、自分で衣服の調節をしたり鼻をかんだりすることができるようになります。手指の発達もすすみ、ひもを通したり結んだりできる子もいますよ。また、時間の感覚も育ち、生活に見通しを持てるようになるのも、この時期と言われています。

おすすめのプレゼントは?

4歳児へのプレゼントは、模倣を楽しめる手作りおもちゃや、折り紙作品がおすすめです。自分でいろいろなことができるようになってくる時期なので、大人の真似をして遊べるようなおもちゃはごっこ遊びにもってこいです。折り紙もより楽しめるようになる時期なので、もらったプレゼントを見て自分でも作ってみようという意欲につながる可能性がありますよ。

気をつけるポイントは?

4歳児に限ったことではありませんが、プレゼントは男女別にせず、色や柄を変える場合は子どもに自由に選んでもらうようにしましょう。遊びの男女差が出てきたり、子どもたち自身の言葉にも「男だから」という言葉が出てきたりする時期なので、気をつかって男女別のプレゼントを用意する実習生もいます。配る大人は楽かもしれませんが、子どもに「男はこの色」というイメージを意図せず植えつけてしまうことになるので、気をつけましょう。

5歳児クラスの発達に応じたプレゼント

自分の名前を読む、簡単なひらがなを読むなど、文字に興味を持つ時期です。クラスにも五十音表が貼られていることが多いですよ。また、相手の気持ちを聞けるようになり、相手を許したり認めたりする力が身についていきます。細かな手指の動きも可能になり、小さなものをつまむ、ひもを結ぶ、雑巾をしぼるといった動作もできるようになる時期です。

おすすめのプレゼントは?

5歳児へのプレゼントは、仕組みの面白い手作りおもちゃや、メッセージ付きのプレゼントがおすすめです。文字への興味はもちろん、図鑑を見たり、ものの仕組みにも面白さを感じたりする時期なので、5歳児ならではのプレゼントになるのではないでしょうか。

気をつけるポイントは?

文字を記入する場合はひらがなを使い、はっきりと見やすく大きく書くようにしましょう。文字を覚え始めたばかりの子どももいるので、くせ字は避けて、できるだけ楷書で書くようにしてくださいね。

また、できれば難しすぎない仕組みのプレゼントにしましょう。面白いプレゼントであれば、真似して作ってみようとする子どももいるかもしれませんよ。

各年齢向けプレゼントの作り方紹介

この記事の前半で紹介した、各年齢の発達に応じたおすすめプレゼントの作り方を詳しく紹介します。記事の構成上、⚪︎歳児向けと記載していますが、ほかの年齢には合っていないというわけではありません。クラスの様子や人数、保育実習中に確保できる製作時間によって、作りやすいプレゼントを選んでくださいね。

3歳児クラス向け【メダル(紙コップ)】

身につけるプレゼントの代表格とも言えるメダルには、さまざまな作り方があります。今回は、紙コップを使ったメダルの作り方を紹介します。

材料:紙コップ(カラーコップがおすすめです)、画用紙、紙テープ(75センチくらい)、両面テープ、のり、はさみ、筆記用具

費用:およそ250円(18人分)

製作所要時間:1個につき15〜30分

①紙コップの底の部分を型にして画用紙を丸く切っておく。

紙コップの底の部分を型にして画用紙を丸く切っておく。

②紙コップの飲み口の部分から、底の部分に向かって縦に切り込みを入れる。

紙コップの飲み口の部分から、底の部分に向かって縦に切り込みを入れる。

※白い紙コップの場合、事前にマスキングテープを巻いたり折り紙を貼ったりしておくと、出来上がりがかわいくなりますよ。

③飲み口の厚く重なっている部分は作業しにくいので切り落とす。

飲み口の厚く重なっている部分は作業しにくいので切り落とす。

④底の部分に向かって一周切り込みを入れ、開いていく。

※紙コップのサイズによって切り込みの幅が変わります。1箇所切ったら次は対角線上を…と順に切っていくと等間隔にしやすくなります。

底の部分に向かって一周切り込みを入れ、開いていく。

※今回は205mlの紙コップで12本切り込みを入れています。

⑤開いた1本1本を、指で丸みを持たせながら曲げ、底の部分に両面テープで貼っていく。

※曲げずに短く切ると貼る手間は省けますが、角ができてしまうのでおすすめしません。その場合は丸く切るなどの工夫をしてくださいね。

いた1本1本を、指で丸みを持たせながら曲げ、底の部分に両面テープで貼っていく。

⑥丸い画用紙に、紙テープの両端をしっかり貼ってから、貼った部分を内側にして底面に貼り付ける。

丸い画用紙に、紙テープの両端をしっかり貼ったら、貼った部分を内側にして底に貼り付ける。

⑦表面に装飾をしたらメダルの完成!

表面に装飾をしたらメダル完成!

※うさぎぐみという設定で作ってみました!

4歳児クラス向け【腕時計(折り紙)】

実際に身につけられる折り紙の腕時計は、大人の模倣も楽しめて一石二鳥です。

折り紙ですが、しっかりとした出来上がりになりますよ!

材料:折り紙、文字盤用の折り紙(画用紙でも可)、輪ゴム、テープ、筆記用具、装飾用マスキングテープ、シールなど

費用:およそ100円(18人分)

製作所要時間:1個につき10〜15分程度

①折り紙を三角に2回折り、折り目をつけて開く。

折り紙を三角に2回折り、折り目をつけて開く。

②対角線上の2箇所の角を中心に合わせておる。

対角線上の2箇所の角を中心に合わせておる。

③②で折った箇所をさらに中心の線に合わせて折る。

②で折った箇所をさらに中心の線に合わせて折る。

④残りのふたつの角を合わせて半分に折る。

残りのふたつの角を合わせて半分に折る。

⑤厚みがあるほうがが下になるように向きを変え、上になった辺の角をそれぞれ真ん中の線に合わせて折る。

※かなり厚くなってくるので、しっかり折り目をつけましょう。

角がある方が下になるように向きを変え、上になった辺の角をそれぞれ真ん中の線に合わせて折る

⑥⑤で折った箇所を開き、折り目に合わせて内側に折りこむ。反対側も同様に行う。

⑤で折った箇所を開き、折り目に合わせて内側に折りこむ。
反対側も同様に行う。

⑦両側から上1枚だけを、中心線に合わせて折る。裏側も同様に行う。

両側から上1枚だけを、中心線に合わせて折る。裏側も同様に行う。

⑧⑥で折りこんだ部分に合わせて、折り返す。裏側も同様に行う。

⑥で折りこんだ部分に合わせて、折り返す。裏側も同様に行う。

⑨中心部分を開き、形を整えたら文字版を貼って、完成!

中心部分を開き、形を整えたら文字版を貼って、完成!
折り紙時計完成図

⑩このままでもいいのですが、輪ゴムをつけておくと子どもが自分で装着しやすくなりますよ。

※ベルト部分を折って輪ゴムをはさみ、テープで留めます。

ベルト部分を折って輪ゴムをはさみ、テープで留めます
輪ゴムをつけておくと子どもが自分で装着しやすくなりますよ

5歳児クラス向け【パッチンカエル】

輪ゴムを使った仕掛けで、パッチンとひっくり返る定番の手作りおもちゃです。材料も身近なうえに、メッセージも書けるので5歳児におすすめのプレゼントです。

材料:洗って開いた牛乳パック、輪ゴム、折り紙やコピー用紙などの紙、筆記用具、はさみ、テープ

費用:およそ100円(18人分、牛乳パックの費用は除く)

製作所要時間:1個につき20〜30分

①牛乳パックの折り目の部分を中心とし、縦6センチ×横14センチにカットします。

※サイズに決まりはありませんが、6センチにすると縦に3枚分使えます。

牛乳パックの折り目の部分を中心とし、縦6センチ×横14センチにカットします。

②縦6センチ×横6.5センチの紙を4枚用意し、イラストやメッセージを書き入れる。

※今回は2枚にイラストとメッセージ、残り2枚に折り紙を使いました。

※クラスの人数が多い場合は、イラストをコピーすると時短になりますよ!

縦6センチ×横6.5センチの紙を4枚用意し、イラストやメッセージを書き入れる。

③のりで各面に貼り付ける。

のりで各面に貼り付ける。

④牛乳パックの周囲にテープを貼り頑丈にする。

※絶対に貼らないといけないわけではありませんが、貼ることで見た目も丈夫さもアップしますよ!

※今回はマスキングテープを使ってみました。

牛乳パックの周囲にテープを貼り頑丈にする。

⑤画像の4箇所に、輪ゴムをかけるための切り込みを入れる。

※年齢の低いクラスにプレゼントする場合、角も丸く切ると安全です。

画像の4箇所に、輪ゴムをかけるための切り込みを入れる。

⑥切り込みに輪ゴムをかける。途中で一度輪ゴムをクロスさせてください。

切り込みに輪ゴムをかける。途中で一度輪ゴムをクロスさせてください

⑦完成!

パッチンカエルの完成!

輪ゴムを伸ばしながら裏返し、机などに指で押さえながら置きます。

指をはなすと輪ゴムの力でジャンプします!

保育実習期間に作れる範囲で工夫して作りましょう

今回は、保育実習で子どもに渡す年齢別のおすすめプレゼントと作り方を紹介しました。できるだけ身近で、子どもにわかりやすく、かつ100円均一で集められる素材ばかりなので、作りやすいのではないでしょうか。

とはいえ、保育実習期間中は日誌や指導案で日々忙しいことでしょう。プレゼント作りに時間をかけすぎては本末転倒ですので、自分のできる範囲で用意することが大切です。

保育実習がこれからの方は、時間に余裕のあるうちにいろいろと試作をしてみると、かかる時間や材料の目安になりますよ。

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